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雇止めが違法無効であるとして損害賠償請求をされたら?

公開 2021年9月13日更新 2026年10月30日

▶ 労務コンプライアンスの整備|紛争を未然に防ぐ体制づくりと偶発債務の把握

契約期間の満了を理由に契約社員との契約を更新しなかったところ、その元契約社員から、雇止めは違法で無効であるとして損害賠償を求められた。

本記事は、契約社員の雇止めをめぐって元従業員から損害賠償を請求され、又はその対応に備えたい会社の方に向けたものです。雇止めの判断枠組みや採用時と更新時の手当てを詳しく確かめたい方は、有期契約社員の雇止め|労働契約法第19条の判断枠組み、無期転換ルールとの関係、及び採用時と更新時に会社が行うべきこと(使用者側)をご覧ください。

雇止めそれ自体は違法ではありませんが、契約更新の手続が形式的で実質的に無期契約と同じと見られる場合や、労働者が更新を期待することに無理がない場合には、客観的に合理的な理由と社会通念上の相当性がない限り、雇止めは認められません。雇止めの予告をしても必ず認められるわけではなく、契約書の確認や更新上限の設定等でトラブルを防ぐことが重要です。以下、順にご説明します。

執筆者

弁護士法人M&A総合法律事務所 代表弁護士 土屋勝裕(東京弁護士会所属 登録番号26775)

長島・大野・常松法律事務所に在籍した後、慶應義塾大学ビジネス・スクール及びペンシルベニア大学ウォートン校に留学し、ファイナンス理論並びにM&A及び不動産を専攻しました。不動産投資信託(J-REIT)の上場案件に関与し、2024年(令和6年)10月には最高裁判所において株式買取請求権に関する逆転判決を得ました。現在は弁護士法人M&A総合法律事務所の代表弁護士を務めています。

主として取り扱う分野 M&A、株式買取請求権、非上場株式の価格の決定、企業価値評価、事業承継、企業法務及び不動産に関する法律問題

所在地 〒105-6017 東京都港区虎ノ門4丁目3番1号 森トラスト城山トラストタワー17階/電話番号 03-6435-8418/受付時間 8:00-21:00(土日祝含む)

本記事の記載は一般的な法律情報であり、個別の事案に関する法律上の助言ではありません。記載した経歴は事実の記述であり、個別の事件の結果を保証するものではありません。

著書

非上場会社における少数株主対策の手法と実務
『非上場会社における少数株主対策の手法と実務』(日本法令)
中堅・中小企業のためのM&Aトラブル事例と実務対策
『中堅・中小企業のためのM&Aトラブル事例と実務対策』(清文社)
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